少し肌寒い日もありますが、舞鶴公園では初夏の花がいろいろとみられます。 名島門の前では、センダン(センダン科)の花が咲き始めました。 大きな樹冠がほんのり淡い紫色に染まっています。 この色は日本の伝統色で「樗色(おうちいろ)」と呼ぶのだそうです。
香りの強い花、テイカカズラ(キョウチクトウ科)も咲き始めています。 吹けばまわりそうな風車のような花です。
護国神社前の小さなお濠では、ハナショウブ(アヤメ科)とスイレン(スイレン科)が見られます。 振り向けば交通量の多い車道ですが、水辺の花は特に心なごみますね。
イロハモミジ(カエデ科)の実は、ピンク色に色づいていました。 この実は「翼果(よくか)」と言い、ブーメランのようにクルクルまわりながら遠くへ飛びます。
シャクヤク(キンポウゲ科)は見頃が続いています。 品種によって開花時期に差があるため、長く楽しめますね。
立夏を過ぎた舞鶴公園は、少し暑いくらいの気候になってきました。 牡丹・芍薬園では、シャクヤク(ボタン科)の花が見ごろを迎えています。 牡丹よりも小さめの花が、一斉に咲く様子は見事です。
シャクヤクのそばには、仮設のベンチとしてバンコを置いています。 5月の風に吹かれながら、ゆっくりと休憩されてくださいね。
また、園内を歩いていると、時折良い香りが漂ってきます。 そんな時は、トベラ(トベラ科)の花が咲いているかもしれません。 普段は目立たない木ですが、花の時期は目につきます。
クスノキ(クスノキ科)の新緑もまぶしいほどの美しさです。 緑のまぶしい季節ですね。
舞鶴公園の牡丹・芍薬園では、気温の上昇に伴い、芍薬の開花が一気に進んでいます。 早咲きのエリアでは、ルーズベルトがほぼ見ごろになりました。
ヒゴシャクヤク(肥後芍薬)も満開に。
陸上競技場東側では、園路を歩いているとよい香りがしてきます。 上を見ると、ニセアカシア(マメ科)の花が咲いていました。 大きな樹冠に白い豪華な花がぽつぽつとついているのが見えますでしょうか。
普段は目立たない低木、シャリンバイ(バラ科)も花を咲かせています。 4月の桜に引き続き、5月も次々と色々な花が咲きます。 目立たない花も多いですが、随時ご紹介いたしますね。