舞鶴公園(福岡城跡)の扇坂御門で、発掘調査が行われています。 扇坂御門は、門内の石段が扇形にひろがっていたことからこの名があります。 何か所か四角い穴がきれいに掘られ、園内を通行するときに、のぞいてみることができます。 こんな断面をみられる機会はなかなかないのではないでしょうか。
この穴の横にはこのような看板が立っていました。 看板に導かれて、「右の穴の手前」を見てみると・・・
確かに、カーブに掘り込んでありますね。 扇坂御門の名前の由来、扇の弧の部分でしょうか。
福岡城時代にはどのように石段が組まれていたのか、掘られた穴をのぞいてみて、素人なりに想像するのも楽しいですね。
西広場のすみにあるバクチノキを(バラ科)ご存知ですか? 幹が明るい茶色で、林の中に生えているのがひときわ目立っています。 生長にともない、幹の皮がうろこ状にはがれ、そのはがれた跡がこのように鮮やかな色になっているのです。 この様子を、博奕に負けて着物を身ぐるみはがれたさまに見立て、バクチノキと呼ばれるそうです。
目立ちませんが、今花を咲かせています。 白くて小さな花で、枝も高いところにあるのでなかなか近づいてみることができませんが、脚立を使って撮影することができました。 バラ科の植物らしい、少し華やかな雰囲気を持つ花ですね。
台風が訪れ、去ったあとはいちだんと秋らしさを増していくのでしょうか。 お彼岸を迎えた舞鶴公園は、半そででは肌寒いような気候です。 陸上競技場西側のスタンドでヒガンバナ(ヒガンバナ科)が咲き始めました。真っ赤な花が印象的な、この季節を代表する花です。
チョウが花の蜜を吸いに来ていました。アゲハチョウの仲間でしょうか。 まだ台風の影響で風が強く、ヒガンバナもかなり風にあおられていたのですが、必死で花にしがみついていました。
ヒガンバナは公園内随所に見られますが、スタンドのこのヒガンバナは、今年7月にスタッフ総出で植え付けたものです。 何年か後に球根が増え、スタンドでヒガンバナがいっぱいに咲く日が楽しみですね。
また、福岡城むかし探訪館裏の林では、こんなキノコが見られました。 カレエダモドキでしょうか。 もうすっかり秋ですね。