8月7日は立秋でした。とても暑くて太陽から目を背けてしまうような毎日ですが、暦の上ではもう秋なのですね。実りの秋を控えて、公園内の樹木では、色々な種類の未熟な実を見ることができます。 どんぐりのなる木を見てみると、小さな小さなどんぐりを見つけることができました。 アラカシ(ブナ科)の赤ちゃんどんぐりです。小さくて探すのも大変です。
熟すころにはすらっと細長くなるコナラ(ブナ科)のどんぐりも、まだまだ小さいですね。
マテバシイ(ブナ科)のどんぐりは、かなり大きくなっています。 マテバシイは、2年越しでどんぐりを実らせるので、大きくなっているこのどんぐりは昨年できたものですね。 左側の小さな丸いものが、来年には立派などんぐりになります。 まだまだ暑いですが、樹林地の中は時折気持ちの良い風が吹き抜けます。 小さな秋を探しに、公園にいらっしゃいませんか。
毎日暑いですね。そろそろ雨降ってくださいとつい願ってしまいますが、お濠の水の中で育っているハスは、元気はつらつとしています。つぼみもまだたくさん立ち上がっています。 ハスは暑い国の植物なので暑さは平気なのでしょうか。 この花はもう花びらが散ってしまいそうですが、中の黄色い果托が輝いて見えますね。
ハスの葉を、背伸びをして上から見てみると、太陽の光を少しも無駄にしないようにすきまなく並んでいました。丸いけど円ではなく、縁が少し波打っているこの形、自然の作り出す美しさを感じてしまいました。
私の背丈ほどの高さに伸びた葉を横からのぞきこんでみると、色々な高さの葉が所狭しと並んでいます。 下のほうの葉も、上から漏れてくる太陽光を無駄なく受け止め、光合成にやくだてているのでしょうか。
お濠の奥でくつろいでいるアオサギが飛んできて、歩道にあがっていました。 舞鶴公園お濠沿いの道路では、見慣れた光景です。
今年アオギリ(アオギリ科/アオイ科)を取り上げるのは3回目です。 7月の初めに花が咲いて1か月、今はこのようなに面白い種が出来ています。 葉のようなもの(心皮というそうです)の縁に丸い種がついていて、それが円形にぶらさがり、シャンデリアのように見えます。 (平成28年8月2日撮影) 花が咲いて、この種ができるまでどのような変化があったのでしょうか。
7月の初めにはこのような花が咲いていました。 小さなくるくるっとしたガクが特徴ですね。 (平成28年7月1日撮影)
花が終わると、指を閉じたような不思議な形が見られました。 (平成28年7月6日撮影)
さらに1週間後には、閉じた指が開いたようになっています。 この指のような部分ひとつひとつが割れて、今の状態になったのですね。 (平成28年7月13日撮影) それぞれの過程の形の不思議さにも、その変化の速さにも驚かされます。