芍薬の花はすっかり終わった牡丹芍薬園で、ムクロジ(ムクロジ科)の花が咲き始めています。まん丸のつぼみと、咲き始めた黄緑色の小さな花が、円錐状についています。 (平成28年6月7日撮影 牡丹芍薬園) 花は目立ちませんが、秋になる黒くて硬い種は比較的よく知られています。羽根つきの羽根のおもりに使われている、というとピンと来る方もいらっしゃいますでしょうか。
2本の木が寄り添って、大きく枝を拡げる姿は、見ごたえがありますね。
東二の丸では、サンゴジュ(スイカズラ科)の白い花が咲いています。 サンゴジュの花も、円錐形ですね。 サンゴジュは赤くてサンゴのような実を付けるので、この名があるそうです。
また園内の各所で、チシャノキ(ムラサキ科)の花が咲いています。 こちらも小さな白い花が円錐形についています。 一つ一つの花は小さくても、このように集合していると豪華に見えますね。 チシャノキは別名カキノキダマシとも言い、この名は、一見、葉っぱや幹が柿の木に似ていることからきています。 今回は円錐形の花ばかりのご紹介となりました。
下の橋御門前のアジサイがきれいに色づいています。 アジサイの花は、咲きはじめから少しずつ色が変化していく様子が、楽しみでもあります。 (平成28年6月3日撮影 大手門交差点付近)
アジサイの下にあるお濠では、透明感のある淡い黄色のスイレンが咲き誇っています。今年は咲き始めに花が少なくさびしかったのですが、徐々にたくさん咲き始めて、一安心です。
車の往来が激しい大通りから階段を降りて、水辺の花や石垣を見ると、ここが都会の真ん中であることを忘れてしまいそうですね。
牡丹芍薬園入口のアジサイも、少しずつ色づき始めました。 黄緑色や白っぽい色から、どんな色に変化していくのでしょう。 今のこの状態もみずみずしくて、とても美しいですね。
今が見ごろの花菖蒲園。 その隣のエリアでは、ガクアジサイが色づき始めました。 本数はあまり多くないのですが、石垣やイロハモミジと一緒に見ることができ、和の雰囲気が楽しめる場所です。
開花のピークを少し過ぎた花菖蒲園には、今日もたくさんの方が見学にいらしていました。 今年は花数が多く、花がら摘みの作業にいつもの3倍ほどの時間がかかってしまっています。嬉しい悲鳴です。 見頃は来週ごろまでと思われます。ご見学のご予定のある方は、お急ぎくださいませ。
花菖蒲が満開を迎えています。 夏を思わせる日差しの下、まぶしさを覚えるほどに咲き誇っています。 今日もたくさんの方がカメラを向けて撮影をされていました。 (平成28年5月30日撮影 花菖蒲園)
ハナショウブはアヤメ科で、アヤメの花ともよく似ています。 ハナショウブの花びらにはこのように黄色い模様がありますが、アヤメでは網目模様になるそうです。
護国神社近くのお濠では、肥後系の花菖蒲「江の島」が咲き始めていました。
そのすぐ下ではスイレンがすずしげに咲いています。
そして、スイレンの葉の上では、トンボが羽を休めていました。 クロイトトンボでしょうか。 生命力に満ち溢れた、見どころ満載の舞鶴公園です。