花菖蒲が見ごろを迎えました。夏を思わせる緑ゆたかな園路を花菖蒲園の方に曲がると、鮮やかな紫色・白色の花が目に飛び込んできます。 今日は午前中からたくさんの方が撮影や鑑賞、俳句をよむなどして楽しまれていました。 (平成28年5月26日撮影 花菖蒲園)
国の重要文化財、多聞櫓とともに。
陸地に植えている場所もあり、身近でじっくり観察していただけます。
護国神社の近くのお濠では、今年3月に新しい品種(伊勢系・肥後系)を植えました。 現在は、伊勢系の品種が4種類、肥後系の品種が1種類咲いています。 ぜひご覧ください。
日中は日差しが強く、帽子と水分がほしくなるような気候ですが、多聞櫓の南側の樹林地は涼しく快適です。 樹林地ではドクダミ(ドクダミ科)の花が見られました。 ドクダミはお茶などによく使われていますが、花はこんなに可憐でかわいらしいのですね。 (平成28年5月23日撮影 南側樹林地)
上から見ると、葉の形といい花といい、とてもデザイン性が高いと思われませんか?
ニワゼキショウ(アヤメ科)の花も咲いています。 ニワゼキショウは園内のいろいろなところで見られますが、よく見るとこんなに美しい花なのですね。 この後には、まん丸のかわいらしい実がなります。
ハマクサギ(クマツヅラ科)の花も見られました。 小さな小さな白い花です。 ハマクサギは葉に強いにおいがあります。 特別「くさい」とは感じられませんが、一般的には「くさい」と思われるため、この名前があるのでしょうか。
花菖蒲が次々と花開き、現在3~4分咲きとなっています。 くっきりした紫色と白色の花が、この暑さを和らげてくれるようです。 今日はお花を楽しみに来園されている方もたくさんいらっしゃいました。 (平成28年5月23日撮影 花菖蒲園)
真っ白なようですが、よく見ると花びらの縁にうすく色が入っています。
護国神社近くのお濠では、スイレンと一緒にご覧いただけます。
つぼみはまるで、紫色の色鉛筆のようですね。