立秋を過ぎてもなお、暑い日が続いています。 歩くときはなるべく木陰をえらんでしまいます。 こんなに暑い日でも、木陰は少し涼しく、風が吹くと気持ちがよいくらいです。木の葉が行う蒸散作用のおかげだそうです。 お濠ではハスがぐんぐん成長し、見上げるほどの高さのものも。 開花一日目のこの花は、そこまで背丈はありませんでしたが、花びらの色が濃く、石垣を背景により美しく見えました。
昨日は久しぶりに雨が降り、お濠端を歩くとハスの葉に落ちた雨粒が宝石のようにきれいでした。
雨がハスの葉に落ちる、「ぱんぱん」という音の他に、時折「ぼたぼた」っという音がします。ハスの立葉が、葉の上にたまった雨水の重みで傾き、水を落とすおとなのです。この光景があちこちで繰り返されていて、和風庭園にあるシシオドシを思い出しました。
ハスの花の見頃も、もうすぐ終わりそうです。 暑さ対策をされて、ぜひご覧ください。
8月に入り、最高気温が35度を超えることもしばしばですが、今日は立秋です。まだまだ「秋」と言われても実感が伴いませんが、植物は確実に「実りの秋」に向けて準備を進めています。 名島門横には柿の木が3本あり、小さな青い実をつけているのが見られます。熟したら野鳥たちのごちそうになりそうですね。
南口では、栗の実が落ちていました。 地面に落ちた青いイガが、清々しく感じられます。
樹上を見上げると、いくつかの実が確認できました。 涼しくなるころに茶色に熟すのでしょうか。
イチョウの雌木は、あちこちで枝をしだれさせています。なぜかというと、ギンナンがたくさん付いていてその重みで枝が下がってしまうのです。 毎日うだるような暑さで、ばててしまいそうですが、少しずつ季節は秋に向かって進んでいます。
毎日暑い日が続き、朝から蝉しぐれに包まれている舞鶴公園です。 早いもので、7月も今日で終わりです。 水辺であるお濠端では、ハスの花もきれいですが、よく見るとトンボ等色々な虫が観察できます。 このきれいなトンボはタイワンウチワヤンマ。しっぽの先端がうちわのような形をしています。見えますか?
こちらは、いつもホバリングしているけれど運よくハスのつぼみにとまってくれたので撮影できました、コシアキトンボです。 腰の部分が白くなっていることからこの名があるのだとか。
このチョウトンボは、比較的よくどこかにとまって休んでいます。羽の色がよく見ると虹色で、とても美しいですね。飛ぶときは蝶のように羽をひらひらと動かして飛んでいます。
ツマグロヒョウモンという蝶も見ることができました。 風にゆれる長い葉に、必死につかまっているところを、こちらも必死に撮影しました。
このほかにも色々な虫が見られるお濠端ですが、ハスの花もたくさん咲いています。花後の果托が目立つようになってきました。 水辺のある、ゆたかな自然を感じられるひとときです。