蒸し暑い日々から一気に肌寒い日々へと移りかわったようです。 まわりを見渡しても、冬の足音が聞こえてきそうな景色に変わってきました。 お濠に、冬を日本で過ごす水鳥、ホシハジロが一羽飛んできています。 これから寒くなるにつれて、数が増えていきます。
駐車場横のイチョウは、黄葉が始まっています。 曇り空の下では、黄色が一層鮮やかに見えます。
西広場では、コスモスがまだ見頃です。 たくさんの方が撮影されていました。 ここのところ曇りや雨模様が多いので、青空が待ち遠しいですね。
ここ数日は夏を思わせる蒸し暑さではありますが、巡回中にふっと甘くて懐かしい香りがしましたので、探してみると咲いていました、キンモクセイ。 このオレンジ色の小さな花から漂ってくる香りは、まさに秋本番を思わせてくれます。
キンモクセイは、牡丹芍薬園入口の右側に大きな木があります。
お濠端の斜面では、ハナカタバミが咲いています。 濃いピンク色で、花も葉もふくふくと丸い姿は、見ていて癒されますね。
樹林地ではこんなキノコも。 名前はわかりませんが、まるで絵本に出てきそうなかわいらしいキノコです。 昨日は近所の小学校の1年生が、秋の宝物を探しに舞鶴公園に遊びに来てくれました。このキノコは、その子たちが見つけて教えてくれました。 子どもの観察眼って素晴らしいですね。
一雨ごとに季節が進み、舞鶴公園では、心地よい秋風が吹き抜けています。 今、木や草がたくさんの実をつけ、実りの秋真っ盛りといったところでしょうか。いくつかご紹介します。 以前もご紹介しましたが、ノブドウの実がきれいに色づいています。 自然の深い色合いが、何ともいえぬ美しさで、思わずたくさん写真を撮ってしまいました。
トウカエデの実は、茶色に熟しています。 いわゆるカエデと同じ翼果で、くるくるとまわりながら遠くに飛んでいきます。
こちらはアオギリの実。 シャンデリアのような傘のような、変わった形をしています。
真下から見るとこのような形に。 どんぐりもそうですが、植物が様々な工夫を凝らした実や種。 知恵の大集結ですね。