昨日は二十四節気でいう「冬至」でしたが、季節外れの暖かい日が続きました。しかし、この低気圧が過ぎるとぐっと冷え込みそうですね。 お濠端に、ユリカモメ(カモメ科)がたくさん飛来しています。 紅葉が終わり、彩りが減ってしまったお濠の風景の中で、真っ白な体がぱっと目立ちます。
赤い脚とくちばしが特徴です。 脚がすらっと長いですね。
飛んでいる姿がとてもエネルギッシュなユリカモメですが、水に浮かんで進むときもとても力強いです。水面のしたで脚を一生懸命動かしているのを感じられます。 水面の動きからも伝わりますでしょうか。
ぐっと寒くなったと思ったら、また少し気温があがりました。 雨の降る舞鶴公園では、ツバキ(ツバキ科)の花があちこちで見られます。 濃いめの赤い花と、雨にぬれてピカピカした濃緑色の葉のコントラストが美しいですね。
このようにうすいピンク色もあります。 かわいらしい印象ですね。
ツバキの実は、はじけた後、とてもきれいな形になっています。 クリスマスリースの飾りに使ってもかわいいですね。
気温がぐっと下がり、マフラーや手袋なしではつらい気候になってきました。 舞鶴公園では全体的に紅葉がほぼ終わりに近づき、公園内の色合いが淋しくなってきましたが、よくよく見ると樹木が色々な色の実をつけています。 明治通り沿いで見られる低木の赤い実は、マサキ(ニシキギ科)。 少しピンクがかった実の中から赤い種が見えています。 実のはじけ方もきれいですね。
春ごろ白くて梅のような花を咲かせていたシャリンバイ(バラ科)の実は黒色です。 真っ黒ではなく、少し紫色に近いような黒が何とも言えない美しさです。
夏に木陰で涼ませてくれるクスノキ(クスノキ科)の実も黒色です。 樹木の実は、赤色も多いですが、黒色も意外と多いのですね。
センダン(センダン科)の実は、つい先日までピカピカの黄緑色でしたが、今は淡い黄色になっていました。 秋に葉を落とす落葉樹なので、今は枝先にこの黄色い実だけがたくさんついていて、まるでオブジェのような美しさです。 色合いの少ない冬景色の中にも、よくよく見ると自然の美しさが発見できました。