7月ももう終わりが見えてきました。8月1日は大濠花火大会ですね。 舞鶴公園と大濠公園の間にある園路沿いで、クサギ(クマツヅラ科)の花が咲き始めました。 クサギは「臭木」と書き、葉に独特のにおいがありますが、花は清楚でかわいらしいですね。ガクの紫がかった色と花の白色が、とてもきれいな組み合わせになっています。
花のあとになる実も、きれいです。 名前は「クサギ」ですが、花も実も楽しめる植物です。
雨はなかなか降りませんが、舞鶴公園は今まさに蝉時雨です。 朝から夕方までセミの声が鳴り響いています。 夏を感じながら園内を歩くと、今の季節花はなかなかありませんが、木の実を見つけることができます。 秋のおいしい味覚となるギンナンがたわわになり、イチョウ(イチョウ科)の枝が枝垂れたように垂れ下がってきています。
ムクノキ(ニレ科)の実は、9月ごろには濃い紫色に熟し、鳥がついばみます。今はまだ硬く緑色です。
サンゴジュ(スイカズラ科)の実は、赤くなり始めていました。 赤くなる実を、珊瑚に見立ててこの名があるそうです。
イヌビワ(クワ科)の実は、先端が少し赤くなっていました。 イヌビワには雄株と雌株がありますが、これは雌株でしょうか。熟すと濃い紫色に変わり、イチジクのような味がするそうです。
毎日さんさんと太陽が照りつけ、夏真っ盛りですね。 お濠で咲くハスの花についてのお問い合わせを多く頂いています。 ハスの花は朝早くに花開き、午後には閉じてしまうので、「午前中の方がきれいですよ」とご案内しておりますが、果たして何時くらいまで花が開いているのか疑問に感じ、調べてみました。 午前8時8分にはきれいに咲いていました。 (平成28年7月18日AM8時8分撮影)
午前10時13分、少し閉じかけています。 (平成28年7月18日AM10時13分撮影)
午前11時57分、もうほぼ閉じてしまっていますね。 (平成28年7月18日AM11時57分撮影)
午後2時40分、完全に閉じてしまっています。 (平成28年7月18日PM2時40分撮影) 午前8時から約2時間おきの撮影をしてみると、一番きれいに咲いていたのは午前8時でした。(それより前の時間帯も気になりますね) ハスの花をご覧になるときは、ぜひ午前中早めの時間にお越しください。